『向日葵』
君の笑顔は
夏の太陽にキラキラ光って
まるで
向日葵みたいで、このアイスも溶けてしまいそう
「あーつぅーいー!ー!!」
「私だって暑いよー」
今年は猛暑。
今、私達は松葉寮に居る。
一応松葉寮には女子が入ってはいけないのだけど、内緒で入っている。
で、あまりにも暑いため藤代は部屋の中で床にのびていた。
「やーだー、暑いよー!!」
「暑いって言うから暑くなるんだよ!!」
むぅっと藤代が頬を膨らませ、
「じゃあ、寒いって言ったら寒くなるのー?!」
「そんなの知らないよー。気分でしょ、気分―!」
疲れるくらいに言い争った。くだらない事だけど、何でか馬鹿みたいに話した。
「あー!もう疲れたぜ・・・のせいだぞ」
「は?!それ、あたしの台詞だし。誠二のせいだよ」
また言い争いが始まって、何時もの日常の光景になる。
進歩がないとも言える。
「もう・・いいやー。俺疲れたし・・。あ!ー、アイス食う?」
突然立ち上がって、藤代が買ってきていたアイスの袋を持っていった。
「食べる!」
当然、アイスに勝てる喧嘩なんてなくて、藤代のところへ歩いていく。
「どれ食う?チョコとーバニラー、苺の三種類しかないけど」
「・・・じゃあ、バニラ!」
藤代はチョコを選んで、私にバニラアイスをくれた。
「・・あ、」
「ん〜??何、誠二」
私の手を掴んで、
「アイスついてる」
ぺろっ
「な・・なななななっ・・!!何舐めてんのー?!」
真っ赤になって藤代を叩く。
「痛っ・・!何すんだよー。お、のバニラ美味い・・。俺もバニラにすれば良かったー」
とか、一人でぶつぶつ言っている。
こっちは恥ずかしくて仕方ないのに。
「あ、も俺の食うか?」
ニカッて笑って、アイスをつきだしていた
夏のアイスは嫌い
「・・・・・・・・いらない」
だって
「えー!何でだよぅー」
君の向日葵のような笑顔で
「いらないの!」
甘く、溶けてしまいそうだから
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サィト一周年&相互リンク有難う御座います!!!!
遅れてしまって申し訳ありません・・;;藤代夢なんですが・・キャラ違いますね。
砂を吐くような甘い小説ですみません・・;藤代は久しぶりなのですよ。
真田はもう少しお待ちを。出来るだけ近日中に贈りますので(押し付けるとも言う)
西条沙希
==感謝==
無理矢理相互記念と言う事にしまして(ぇ
私も押し付けてしまいましたよー・・・
藤代格好良いじゃないですかーvv
こんな藤代は書けないですよ。
本当にありがとうございました!
家長碧華