「ー、西園寺さんが来たわよー」
「んー、玲さん?なんだって?」
「いいから降りてらっしゃい!」
今日は学校がお休みです
特にやることもなく暑くて何かをやる気にもならないので二階の自分の部屋でごろごろしていた
そしたら親戚のお姉さん、玲さんが来た
玲さんに会うのは正月に集まったとき以来だ
「こんにちは、お久しぶりです」
「こんにちは、ちゃん・・・突然だけどちょっとお手伝いしてくれない?」
「何をですか?(本当突然だなぁ)」
「翼・・・ああ、私のハトコね、ついでに言うとちゃんと同い年よ、その子がサッカーやってるのよ、そこで私医療スタッフみたいなものやってるんだけど、明日の練習ちょっと用事があっていけないの」
「はぁ・・・」
「それで!ちゃんたしか医者目指して専門学校通ってるのよね?」
「え、まぁ」
「次の練習、私に代わって行ってくれないかしら?」
「えっ!でも・・・」
「お願いよ!ね!その日はちゃんと練習場まで送っていくし、お礼もするから!」
「だって私・・・!」
「じゃあ明日、迎えに来るわねv」
「まっ、まって!!私医者目指してるったって・・・!」
バタン・・・
「獣医・・・なんだけど」
次の日、朝早く玲ちゃんがバイクに乗って迎えにきた
かっこいいなぁ・・・
って、わたしこれに乗るの!?しかも玲さんの運転で!?
思わずそう言ってしまった、だって玲さんの運転怖そうじゃない?
そしたら玲さんが怖かった
言葉では言い表せないほどに・・・
練習場にはあっという間に付いた
玲さんの運転は意外と丁寧で怖くなかった
玲さんは私をコーチみたいな人に紹介してさっさと行ってしまった
そこに座ってて、とコーチに言われて私は控え室のような建物の横にあるベンチに座った
日差しがきつい、暑い、このままじゃ私ゆで上がっちゃいますよ?
今日は昨日にも増して暑いです、日焼け止め・・・塗ってくればよかった
ピーーーーーーーーーー
練習が始まったみたい
どうでもいいけど私のこと紹介するとかないの?
私のこと玲ちゃんの代わりだって言わないと選手の人たちに「何だあいつ?」って思われない?
・・・
暑い、しかもやることないし暇
なんとなく、ボーっと練習風景を眺めていた
「(あ、あの人上手い)」
一人の他の選手と比べると少し小柄な人が目に入った
しばらくの間、私はその人を目で追っていた
目が悪いので顔は見えなかったが、なんだか私にはその人がかっこよく見えた
太陽が私の真上に来たころ、笛がなって休憩時間に入った
でも私にはそんなの関係なかった変わらず暇だった
暇度が頂点に来た、こういうときは寝てしまえ
目を閉じてこっくりこっくりやっていた
少しして、なぜか涼しくなった
「ねぇ、あんただれ?」
「へ?」
目を開けると目の前に誰かが立っていた
何で涼しくなったのかわかった、この人の影のせいだ
「誰かって聞いたんだけど・・・聞こえなかった?」
「あ、ごめんなさい私は」
「ふーん・・・で?何でこんなところで寝てるわけ?」
「玲さんの代わりをしに来たの。別に寝るためにここに来たわけじゃないですよ」
「ずいぶん暇そうだね、全然役に立ってないみたいだし」
「ええ、誰か怪我でもしてくれたら暇じゃなくなるんですけど」
「医療スタッフがそういうこと言うなって」
「そうですね・・・仮に誰か怪我したとしても・・・私獣医(になる予定)ですし」
「獣医?」
「獣医」
・・・・・
目と目が合ったままでしばしの沈黙
今気付いたけど・・・
この人ってさっきのかっこいい人かな?
・・・近くで見たらかっこいいって言うよりも可愛いだけど
「・・・フッ、なんかおもしろいね、って」
「おもしろい?」
「おもしろい。あ、僕は椎名翼、翼でいいから僕もって呼ぶし、あと敬語使わなくていいよ」
「翼、ね。わかった」
そう言って翼は私の隣に座った
「翼ってさぁ」
「何?」
「やっぱり将来の夢はサッカー選手なの?」
「夢なんかじゃないよ、俺はサッカー選手になる」
「わお・・・きっぱり」
「当たり前だろ、俺の気持ちは夢なんかで終わるもんじゃない、もっと強いものだし」
そう言った翼の顔は可愛いはずなのに、とてもかっこよかった
「夢・・・あるんだ」
「だから夢じゃないって言ってるだろ・・・には夢、ないの?」
「ないの」
「・・・獣医になるってのは夢じゃないの?」
「違うよ」
「・・・じゃぁ何で獣医なんて目指してんのさ」
「何でだろ・・・気付いたら専門学校通ってて、なんとなーく目指してる」
「・・・ま、仕事にするんならがんばってなって幻滅するより適当に目指して適当に稼いだ方がいいんじゃない?」
「現実的過ぎるよ・・・確かにそうかっもだけどさ、やっぱ夢がなきゃ一生懸命に出来ないよ」
「そう言うもん?」
「そう言うもん、あーあ、夢がほしいなー」
「・・・そんなに夢がほしいならさ、僕がの夢を作ってあげるよ」
「・・・え」
何言ってるの?この人
「の夢は僕のお嫁さんになること、ハイ決定」
・・・・・・・・・・・
「な!!?・・・何言って」
「は今日からこの夢に向かって一生懸命がんばること」
「ななな・・・なんで私の夢が翼のお嫁さん!?」
「何?好きな人いるの?」
「いや、いないけどさ・・・」
「じゃあちょうどいいじゃん、は夢がほしい、でもってには好きな人がいない、それに」
「それに?」
翼が笑った
「俺のこと好きだし」
「・・・はい?」
「な、ちょうどいいだろ?」
「ななな・・・な!!?」
「もうそろそろ休憩終わるね、行かなきゃ」
走っていく翼
翼が
さっき翼がかっこよく見えた理由がわかったような気がした
夢(翼は夢だとは思ってないみたいだけど)があるからだ
夢に向かってがんばってるからだ
そんな人のお嫁さんなら・・・
がんばってもいいかも?
・・・そう言えば翼って玲さんのハトコだよね
意外と世間は狭いんだな
おまけ
「ただいま」
「おかえり翼、ちゃんのことどうだった?」
「せっかくのチャンス、ぼくが失敗すると思う?」
「と、言うことは成功したのね。私がちゃんを丸め込んで連れて行ってあげたんだから感謝しなさいよ」
「何でさ、元はといえば玲がただトランプやるんじゃつまんないから負けた方が勝ったほうの言うことなんでも聞くって言うのはどう?って言ってぼくが勝ったからだろ」
「・・・はぁ、翼にちゃんの写真なんて見せるんじゃなかったわ」
Haruka.K
--------------------------------------------------------------------------------
初未来夢ですよ!
とんだ駄文ですいません
一応未来夢なんですが・・・彼らは何歳なんでしょう?・・・まぁ結婚できる年ということで(オイ
展開が急すぎますね
玲さんがトランプで負けるとは思えませんが
専門学校とかよくわかりません(すいません
碧華さんにささげます!いらないと言われようが!!
書き直せといわれたら書き直します!!
・・・またキリバン踏んでリクしてください!!次はがんばりますから!(待て
==感謝==
はるかサンありがとうございます!!
翼がかっこよすぎに見えます・・・!
玲サン、ナイスッ!(笑
書き直さなくていいですよー♪
むしろ、このままで・・・v
本当にありがとうございました!
家長碧華